英語のレベルの目安|CEFRとレッスンの選び方

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情報の確認:2026年10月4日(制度やサービスの情報は、この日に公式サイトで確かめました)

オンライン英会話のサービスでは、教材やレベルの説明に「A1」「B1」のような記号が出てくることがあります。これは、CEFRという、外国語の力を表すものさしの段階です。

自分の今の段階が分かると、むずかしすぎず、やさしすぎないレッスンを選びやすくなります。この記事では、文部科学省の資料をもとにCEFRの6つの段階を説明し、レベルに合うレッスンの選び方をまとめました。

※この記事は、レッスンを受けた感想ではありません。各サービスや国の公式情報をもとにまとめています。決まりや条件は変わることがあるので、最新の情報は記事の最後にある公式ページで確かめてください。

もくじ

  1. CEFRとは
  2. 6つの段階と「できること」
  3. 学校の英語の目標との関係
  4. サービスのレベル表示の見方
  5. 自分に合うレッスンを選ぶ手順
  6. よくある質問

1. CEFRとは

CEFRは、英語の「Common European Framework of Reference for Languages」の頭文字で、日本語では「ヨーロッパ言語共通参照枠」と訳されています。「参照枠」は、くらべるときのよりどころ、くらいの意味でとらえると分かりやすいでしょう。

文部科学省の資料によると、CEFRは、語学の学習計画づくりや教材の編集、外国語の力の評価に使う土台として、2001年に欧州評議会(Council of Europe)が発表しました。今は、ヨーロッパの中でも外でも使われています。

英語だけのものではなく、外国語の力を同じ基準で表すためのものさしです。英語の試験の結果や、オンライン英会話のレベル表示の目安としても使われています(4とよくある質問で例を紹介します)。

2. 6つの段階と「できること」

CEFRは、A1からC2までの6つの段階に分かれます。文部科学省の資料の表では、A1とA2を「基礎段階の言語使用者」、B1とB2を「自立した言語使用者」、C1とC2を「熟練した言語使用者」としています。それぞれの説明を短くまとめると、次のとおりです。

段階 できることの目安(文部科学省の資料を短くまとめたもの)
A1 よく使われる日常の表現や、基本的な言い回しを理解して使える。自分や人を紹介できる。相手がゆっくりはっきり話し、助けてくれれば、簡単なやりとりができる。
A2 自分や家族のこと、買い物、地元の地理、仕事など、身近なことについて、よく使われる表現が理解できる。簡単で日常的な範囲なら、直接的な情報のやりとりができる。
B1 仕事・学校・娯楽などの身近な話題なら、標準的な話し方で要点を理解できる。その言葉が話されている地域で起こりそうな、たいていの場面に対応できる。
B2 抽象的な話題でも具体的な話題でも、複雑な文章の主な内容を理解できる。その言葉を母語(生まれて最初に身につけた言葉)とする人と、おたがいに緊張せずにやりとりできる。
C1 高度な内容のかなり長い文章を理解し、言外の意味もつかめる。言葉を探している印象を与えずに、流ちょうに自然に表現できる。
C2 聞いたり読んだりしたほぼすべてを、たやすく理解できる。自然に、流ちょうに、正確に表現できる。

どの段階も「〜できる」の形で書かれています。テストの点数ではなく、その言葉を使って何ができるかで、段階を説明しているのです。

3. 学校の英語の目標との関係

国の「第4期教育振興基本計画」(2023〜2027年度)では、英語について次の目標を立てています(文部科学省「英語教育実施状況調査」の概要)。

  • 中学校を卒業する段階で、CEFRのA1レベル相当以上の中学生を6割以上にする
  • 高校を卒業する段階で、A2レベル相当以上の高校生を6割以上、B1レベル相当以上を3割以上にする

令和7年度の同じ調査では、A1レベル相当以上の中学3年生は54.6%、A2レベル相当以上の高校3年生は52.4%、B1レベル相当以上は23.9%でした。検定試験を受けていなくても、それに相当する力があると英語の先生が判断した生徒も数えています。

A1は中学校の卒業、A2は高校の卒業のころの目標として示されている段階です。今の自分の力を考えるときの、手がかりのひとつになります。

4. サービスのレベル表示の見方

オンライン英会話には、独自のレベルを決めて、CEFRとの対応を示しているサービスがあります。たとえばKimini英会話は、独自に10段階のレベルを設け、それぞれがCEFRのどのあたりにあたるかの目安を公開しています。AIが採点する話す力のテストで、レベルを測ることもできるとしています(2026年10月4日確認)。

レアジョブ英会話には、会員向けに、CEFRにもとづいて話す力を評価するテストがあります。オンラインで約20分受けると、結果と一緒に、そのレベルで何がどのくらいできるかの説明や、学習のアドバイスが届く仕組みです(2026年10月4日確認)。

確かめる項目 どこを見るか
教材やコースが、どのレベルの人向けか 教材・コースの紹介ページ
独自のレベルとCEFRの対応 「レベルについて」などの説明ページ
レベルを測るテストがあるか、だれが受けられるか テストの案内ページ
無料体験で、教材や講師の話し方を試せるか 無料体験の案内ページ、利用規約

独自のレベルの数字だけを見るのではなく、CEFRのどの段階にあたるかも見ておくと、ほかの教材や試験とくらべるときの目安になります。

5. 自分に合うレッスンを選ぶ手順

  1. 2の表の「できること」を読み、今の自分に近い段階の見当をつける
  2. サービスのレベル表示やテストで、その見当が合っているかを確かめる
  3. 無料体験で、教材のむずかしさと、講師の話す速さを試す
  4. 受け始めたら、ときどき同じテストなどで、今の段階を確かめ直す

見当がつかないときは、少しやさしいと感じる教材から始めて、体験レッスンで様子を見る方法もあります。申し込むときは、料金や解約の決まりも一緒に確かめておきましょう(料金プランと解約のルールの確かめ方)。

よくある質問

英検やTOEICの結果は、CEFRのどの段階にあたりますか?

文部科学省は、2018年3月に「各資格・検定試験とCEFRとの対照表」を作り、試験ごとのスコアとCEFRの段階の対応を示しています。この表は2018年3月時点のものなので、今の対応は、試験を行う団体の公式の発表で確かめてください。

レベルは、どのくらいの期間で上がりますか?

この記事で調べた公式の資料には、期間の目安は書かれていませんでした。サービスのテストなどで、ときどき今の段階を確かめるとよいでしょう。レアジョブ英会話は、ある程度定期的に学習している人には、1か月に1度ほどの受験をすすめています。

まとめ

CEFRは、外国語の力を「何ができるか」で6つの段階に分けたものさしです。国の目標では、中学校の卒業でA1、高校の卒業でA2の段階が目安として示されています。

オンライン英会話を選ぶときは、サービスのレベル表示がCEFRのどこにあたるかを見て、テストや無料体験で確かめてから始めましょう。

参考にしたページ(2026年10月4日確認)

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